仏大統領演説中に警護の狙撃手が誤射、2人けが

フランスで28日、オランド大統領が演説している最中、大統領の警護に当たっていた狙撃手が誤って銃を発砲し、2人がけがをする騒ぎがありました。

 オランド大統領がフランス西部で開通する新たな鉄道の落成式で演説を行っていたところ、突然、銃声が響きわたり、ウェイター1人と鉄道従業員1人が足にけがをしました。銃声が聞こえた後、オランド大統領は「なんでもないといいですが」と言った後、「大変な事件じゃないと思う」と冷静な対応を呼びかけました。

 現地からの情報によりますと、大統領の警護に当たる狙撃手が演説会場から100メートルほど離れた建物にいて、場所を移動する際、銃の安全装置が外れており、誤って撃ってしまったということです。

 現在、警察当局が今回の件について原因を詳しく調べています。(01日07:24)